きのこのSATOの店舗情報

きのこのSATOの従業員の写真

従業員の雇用を守るために

菌床きのこの画像

きのこのSATOは親会社である共立設計株式会社の公共事業の減少に伴い、従業員の雇用を維持するために平成14年に事業をスタートさせました。

国内では生産者の少ないきくらげや、菌床でありながら原木に匹敵する味わいのしいたけを誇りを持って栽培しています。

菌床栽培とは?

きのこの収穫

一般にきのこの栽培方法は「原木栽培」、「菌床栽培」がありますが、私たちきのこのSATOでは「菌床栽培」を採用しています。
菌床栽培はナラなどの広葉樹のおがくず、おが粉を固めたものに菌を植え付けてきのこを発生させる栽培方法です。原木栽培ではまるたに菌を植え付けてからきのこが発生するまで2〜3年を要しますが、菌床栽培では最短で3か月できのこを発生させることができます。

以前は菌床栽培は原木栽培に比べ味で劣る、と言われていましたが現在では味も歯ごたえも良くなっていて原木栽培に近い美味しいしいたけを提供することが出来るようになりました。

復興のために事業拡大を決意

しいたけをカットしている画像 しいたけを選別している画像

私たちが事業を営む岩手県陸前高田市に甚大な被害をもたらした東日本大震災。私たちも母体である共立設計の本社社屋と7棟のビニールハウスを失いました。幸いにも高い位置にあったもう一か所のビニールハウス群が無事だったため事業を再開することができましたが、陸前高田市は津波によって職を失った人たちが多く、残った施設だけではその人たちを受け入れることができなかったのです。
地域に雇用を創出するためにはどうしたらよいか?考えた末、きのこのSATOでは事業の拡大を決意。津波で農地として使えなくなった田んぼに土を入れ、その上で施設型農業をおこなう。それによっていち早い復興を目指そうという想いで事業計画をたてました。

また、この時期にワタミ株式会社の渡邊美樹会長から「グループの飲食部門できのこのSATOのしいたけを使う」とバックアップを頂く事が出来たのも大きな後押しでした。そして2013年の5月に17棟のビニールハウスを含む新施設が完成し、地域の復興に向けて新たなスタートを切ることができました。

夢は大きく、陸前高田市の一大ブランドとして50棟のハウスを

バイオマス設備の画像 ビニールハウス群の画像

たくさんの方の応援もあり、きのこのSATOのしいたけときくらげは国内の飲食店を中心に大変好評を頂いております。
私たちの現在の課題は生産量をあげること。そのための工夫として新施設では温暖な陸前高田市の気候を利用し、木質ペレットやチップ、使用済みの菌床などを燃料として給湯式暖房をおこなう木質バイオマス設備を導入していますが、それでも私たちが目標とする生産量には届きません。
今後は施設の二期工事、三期工事をおこない、現在17棟ある新ハウスを最終的には50棟まで増やし、きのこを陸前高田の一大ブランドとして確立させることが目標です。
また、加工品の生産なども視野に入れ、「陸前高田市にきのこの大きな栽培施設がある」ということを全国にアピールし、地域の活性化に貢献していきたいと思います。