さんの店舗紹介

ぽらんの従業員さん

宮沢賢治も愛した種山ヶ原

ぽらん外観 宮沢賢治の像と種山ヶ原 詩碑

種山ヶ原は岩手県奥州市と気仙郡住田町との境に位置し、標高600m〜800mの隆起準平原です。広大な牧草地には、夏には牛馬が放牧され、その牧歌的な風景を、かの宮沢賢治もこよなく愛したと言われています。当店道の駅・種山ヶ原ぽらんの「ぽらん」という名前も賢治の短編小説「ポラーノの広場」からとっています。

当店では雄大な自然によって育まれた新鮮な野菜をはじめ、住田町の特産品、工芸品を多数取り揃えております。周辺には賢治の代表作である「銀河鉄道の夜」を創作する際にインスピレーションを受けた満天の星空に出逢える「遊林ランド種山」や総延長1,132mの鍾乳洞「滝観洞」など、家族やグループでのレジャーにピッタリのロケーションがたくさんあります。また、当店には住田町の鶏肉や豚肉などの地場産品をお召し上がりになれるレストランコーナーも御座います。訪れた方が住田町の自然に触れ、そこで採れたものを美味しく召し上がっていただけるような環境をご用意して従業員一同皆様のご来店を心よりお待ちしております。

道の駅ぽらんでは季節ごとに様々なイベントを開催しており、特に山菜採りが盛んになる春先から5月の連休にかけてはたくさんの人が種山ヶ原を訪れます。しかし、2011年の春は豊かな恵みをもたらすはずの自然が私たちにかつてない恐怖をあたえました。

震災後に生まれた交流

遊林ランド種山 ぽらん店内

2011年の3月11日に東北地方を襲った大地震は住田町に隣接する岩手県、宮城県沿岸部に甚大な被害をもたらしました。 地震によって当店も損壊や停電などはありましたが津波による被害を受けた沿岸部はもっと悲惨な状況でした。店内にいたお客様を落ち着かせて帰宅させる一方で当店に新たに来場される方も。岩手県沿岸部と内陸部を結ぶ山の頂上に位置する当店には奇跡的に稼働できた公衆電話があり、それを使用するために沿岸部から人が詰めかけるようになったのです。

「今出来ることをやろう」。店を開け商品を手売りし、従業員一同が今自分たちに出来ることを考えました。そんなおり、隣の陸前高田市では「被災者がお風呂に入れていない」という情報を耳にし、もともと定期運行で高田方面を回っていたバスで送迎して無料で入浴してもらってはどうだろうか?という話しがあがりました。「ぽらん」に隣接する「遊林ランド種山」のお風呂を提供することでなんとか実現させ、同時に交通手段が無くて日々の買い物に行けない方を「ぽらん」まで連れてきたりと出来る限りの対応はおこないました。

その結果、それまで以上に人々との交流が増え、今でも「あの時無料でお風呂に入れてもらったので」と団体で訪れてくれる方がいます。また、震災後の活動を通して様々な人と出会い、当店の売場のラインナップにも変化が起きました。災害交流により生まれた特産品や、同町五葉山地区の鉄砲隊などの地元の伝統芸能の流れから生まれた特産品も扱う様になったのです。今後は住田町だけではなく、気仙地方の入口、出口である陸前高田市や大船渡市の商品も増やしていきたいと思っています。

住田が誇る幻の鶏肉

清流と鶏ハラミ 鶏ハラミ調理写真

震災後に取扱商品が大幅に増えた当店ですが、なかでも皆さんに是非一度食べて頂きたいのは当店一押しの商品「住田鶏ハラミ」です。鶏の「ハラミ」と言われてもピンと来ない方がほとんどだと思いますがそれもそのはず。鶏のハラミは一羽の鶏からたったの10g程度しか採れない希少部位なのです。「ハラミ」というと一般的に牛の横隔膜をイメージされるかも知れませんが鶏のハラミ肉と云うのは、鶏のももの付け根付近にある腹壁の筋肉(外腹斜筋、内腹斜筋、腹直筋及び腹横筋)の事を言い、鶏肉の中で最も鍛えられている部位の事です。独特な歯ごたえが特徴ですが、軟骨やホルモンとは全く違う食感にヤミツキになること間違いなしです。商品はしっかりとした味付けがされており、ただ焼いても十分美味しいのですが、野菜などと共に炒めたり、お鍋や煮物料理に使ったり、から揚げにしたりと様々な調理方法でお召し上がりいただけます。

鶏のハラミは10年以上昔からあったのですが、一羽からたった10gしか採れない部位に人件費と手間暇をかけ、商品化するのは非常に困難なことだと言われてきました。開発した「住田フーズ株式会社」様はたゆまぬ努力によって商品化し、しかも一般的な鶏肉の価格帯を崩さないリーズナブルな値段で提供しています。

震災後、各地の物産展などに出店させて頂ける機会があり、各地で「鶏ハラミ」は好評を頂いております。私たちはこの商品を通じてたくさんの人が住田町を知るきっかけになればと思っています。皆さまぜひ当サイトで「住田鶏ハラミ」をお買い求めになって、「住田町の清流」そして「賢治が愛した種山ヶ原」に想いを馳せてみてください。