満福農園の店舗情報

陸前高田ドライビングスクール

キーワードは”安全”

イエローアイコ フルティカ

私たち満福農園は、平成18年から陸前高田ドライビングスクールと姉妹校2校の農業事業部として始まりました。

食糧の多くを輸入に頼っている日本という国で、果たして輸入品は本当に安全なのだろうかと、自身の海外での経験からそう思うようになってきました。

ならば、自分たちで安全と言えるものを作ろう、それを提供することで地域に貢献しよう。

そして震災後の平成24年『有限会社満福農園』として農業部門を独立させ、新商品の提案や地域雇用の創出、浸水農地の活用などさまざまな活動を通して陸前高田の“安全”を担っています。
姉妹校である岩手県遠野市にある遠野ドライビングスクールでは、平成 18年からミニトマトのアイコの栽培をはじめ、平成 20 年からジュースに加工して販売しています。
飲んでいただければわかりますが、私たちの作る『遠野とまとジュース』はとても濃厚で自然な味わいですので、トマト好きなかたはもちろんですが、トマトは好きだけど、トマトジュースは苦手…という人にもぜひ飲んでいただきたいです。
水や添加物を一切使用せず、余計な味付けはしていないので、お子さんでもおいしく飲んでいただけます。

農業文化の継承と自根きゅうり

きゅうり畑 きゅうり畑と夕日

皆さんは『自根(じこん)きゅうり』というのをご存知でしょうか?
『自根(じこん)きゅうり』とは、品種改良されていない、自然本来のきゅうりの事です。ちょっとわかりにくいかもしれませんが、現在、市場に出ている99%のきゅうりが品種改良されたものなのです。

元々、きゅうりなどウリ科の野菜は根っこの病気に弱いという特徴があり、それを予防するためにカボチャなど強い根を持つ仲間の野菜の根を台木にします。
満福農園で育てているきゅうりは接ぎ木をしない、自分のはった根のみで育つまさに『自根(じこん)きゅうり』です。

『自根(じこん)きゅうり』は水分が多く糖度が高いのが特徴で、皮が薄く味の浸透も良いので、そのままで食べても、ピクルスなどにしても美味しく食べていただけます。
ですが、『自根(じこん)きゅうり』は生育が難しいゆえに収量が少ないのです。

そんな『自根(じこん)きゅうり』をなぜ作り続けるのか?とよく聞かれます。
農業にはその土地それぞれの文化があると私は思っています。元々陸前高田には自根きゅうりを育てるという文化が根付いていました。
その文化を継承し、次の世代へ伝えていくのが、私たちの使命なのではないかと思っています。

お世話になった地域へ恩返しを

奇跡の一本松 田村代表

満福農園が所属していた陸前高田ドライビングスクールは、風光明媚、豊かな自然に囲まれ自動車教習を受けられることで、全国から合宿生を受け入れてきました。

東日本大震災発生時、陸前高田市の高台にあったことで津波に飲まれる事はなく、職員と県内外から来た合宿生を含む、生徒百十数名全員が無事でした。

壊滅状態の町を目の前に、職員がまず初めにしたのは生徒と合宿生を無事に自宅に帰すこと。東京方面の生徒は、自動車学校のガソリンタンクを提供することを条件に、大宮までのチャーターバスを確保。
北海道方面の生徒は秋田の空港に、岩手県内の生徒は一人ひとり、全員を送り届けました。
色々な人の手助けと、職員の努力で何とか無事に送り帰すことができたのです。

合宿生すべてを安全に地元へ送り帰した後、陸前高田ドライビングスクールは物資の配送や、復旧の拠点として機能し続けました。
物資の受け入れはもちろん、店舗を失った経営者を集め、短期間ではありますが、仮設の商店街を作った事もありました。経営者たちにやる気を取り戻してもらおうとの試みでしたが、功を奏したのかそこから徐々に仮設店舗ができ始めました。私たちの行った活動が呼び水となり、再起する手助けになったのかなと思っています。

これもすべて、お世話になった地域の皆さんに恩返しをしたい、そして地域に更なる貢献をしたいという思いから始まったことなのです。

現在もその気持ちに変わりはなく、多くの出会い、巡り合いを大切にしながら、お世話になった皆さんに運転教習という”安全”と、農業文化の継承を通じて”食の安全”をお届けしたいと思い、日々活動しています。