シダ商店さんの店舗紹介

シダ商店従業員さん

わかめ養殖発祥の地で

シダ商店外観 わかめ発祥の地石碑

シダ商店は昭和62年に大船渡市末崎町にわかめ、海藻加工卸業を創業しました。大船渡市末崎町は日本の渚百選に選ばれた陸中海岸国立公園(現・三陸復興国立公園)碁石海岸が有名です。大船渡市末崎町は養殖わかめ発祥の地でもあります。昭和28年に戦後の貧困に苦しむ漁業者の生活を助けるためにはじまった養殖わかめの研究は昭和32年に完成し、瞬く間に三陸全体、そして全国に広まりました。数年後には養殖わかめの生産量が天然わかめを上回り、養殖により収穫量が増えることで多くのわかめ業者が貧困から救われたのです。

地形の形状からわかめ養殖の最初の頃は内湾で育てていたのですが、現在は外湾、つまり太平洋沖に移動しました。その結果、強い水の流れによって肉厚で品質の良いわかめが取れるようになりました。この地で育った私たちは小さいころから「この地域はすごく上質なわかめが採れる」と教えられてきたので末崎町で事業を営むことにこだわりを持っています。

原点からの再出発

被災した工場跡 いただいたお手紙

三陸産のわかめにこだわり、長らく事業を営んできた私たちも2011年3月の東日本大震災の時の津波により海のすぐそばにあった当時の自宅、工場は全て流されてしまいました。その頃は新物のわかめの仕入れが始まった時期で、その日も仕入れたばかりの50ケースのトロ箱を前に「いよいよ明日からシーズン本番だな」と意気揚々としていた矢先のことでした。

かつてない規模の災害に、正直なところ再建する自信はありませんでした。しかし、現実問題として事業を再開させないと食べていけず、震災前から長く付き合いのあった問屋さんも「一年でも、二年でも待つから」と言ってくれたので「だったら何とかしなければ」と思い、再建に向けて動きだしました。たくさんの方からお見舞いや、励ましの手紙を頂き翌年、2012年の4月に新しい工場にて事業を再開する事が出来ました。再開後は新しいわかめを発送する際に工場落成のハガキをみなさんに送らせて頂きましたが、ご意見や返信をたくさん頂き、改めて「待って頂いていたんだな」という実感が湧きました。

大震災は私たちの心に深い爪痕を残しましたが、一度原点に戻って足元を見直すことが出来ました。聞こえが良すぎるかも知れませんが、そう前向きに捉えていきたいと思っています。

三陸産の良いものを皆さまへ

作業中 塩蔵わかめ

震災前に比べて商品のラインナップも売り上げもまだまだ元通りとはいきませんが、逆に稼働率の良い商品だけを残し、そこに新たな商品をプラスして行きたいと考えています。現在試験的に既存の商品に無いわかめの加工品を作っていますので商品化した際にはぜひ皆さまのお手元に届けられればと思っております。

「養殖わかめ」の発祥の地で事業を営む者として品質には徹底してこだわり、新しいタイプの商品をこの地から発信していきます。そのためにも今は一年間休業していた間に失った売り場を少しずつ取戻し、もう一度足元から固めていくことが大事だと感じています。全国の方に三陸産わかめの良さを知って頂くことで「三陸ブランド」の知名度の向上を図っていきたいです。

2016年10月1日、新商品を発表

こんぶスープあがらっせん こんぶスープあがらっせん・なんさでもこんぶふりかけセット

完成した二つの商品は、三陸地域でとれた養殖コンブがベースで、添加物未使用。塩蔵したコンブを一度水で戻し、さらに乾燥させて粗い粉状にしたものを使うことで素材の旨みを引き出し、塩分を最小限に抑える事に成功しました。

ふりかけは、粉状のコンブと厳選された食塩を混ぜたもので、白米や天ぷら、うどんなど様々な料理に使うことができ、コンブ特有の奥深い旨みが加わります。

スープにはコンブのほかコンソメ、たまねぎ、しいたけを粉状にしたものと食塩を使用。お湯を注ぐだけで、簡単に各素材のだしが効いた風味豊かなスープを楽しむことができます。また、トッピングされた「岩手県」、「ハート」をかたどった固形のコンブが食感の幅を広げます。

シダ商店イメージキャラクター「碁石浜めぐみ」ちゃん

商品イメージキャラクター「碁石浜めぐみ」